砥石で包丁を研いでもらいました。

今日は旦那に包丁を研いでもらいました。
そのときの会話です。

てるてる:「槍や刀の研ぎ方も包丁と一緒なのかな?」
旦那  :「基本は同じだと思うよ。」
てるてる:「武士って自分の獲物を自分で研いでたのかな。」
旦那  :「う~ん。大名とか領主クラスだったら専門の研ぎ師がついてたんじゃないのかなあ。」
てるてる:「じゃあ、信玄や謙信クラスは自分じゃ研げないんだ。戦の時には後ろの陣に専門の研ぎ師が控えてるわけね!」
旦那  :「いや、てきと~に言ってるだけだから信じないで。」
てるてる:「でもさ、幸隆とか内藤昌豊とか諸国を流浪した経験のある人たちって刀を研ぐのもお裁縫も上手そうだよね。」
旦那  :「なんでお裁縫?」
てるてる:「流浪の身じゃあ繕ってくれる人と一緒にいられる機会も少ないでしょう。お金も持ってないだろうし。ならば自分でやるしかない!」
旦那  :「・・・。」
てるてる:「島左近とか、後藤又兵衛とかもお裁縫上手そうだね。他に浪人生活長かった人は~v」
旦那  :「・・・好きに妄想してください。」


身の回りのことを他人に委託できる人間なんて一握りしかいなかった時代だから、本当は皆さん自分のことは自分でできると思うのですけどね。
アホな話に付き合ってくれる旦那に感謝!

岩櫃城の怪

吾妻記より意訳。

*****

真田昌幸が九度山に幽閉されていたころの話です。

その頃、岩櫃城に「牧野 右馬丞」という人があたりをおさめにやってきました。

ところが、牧野がやってきてからというもの、岩櫃山はことごとく荒れ果てました。
城内に揉め事が絶えず、ピカピカと光る不思議な物体が山を飛びまわり、一日中大石や大木を打ち殴る音が響き、どこからか大勢の人間がどっと笑う声などがするのでした。

また、多くの人々が絞め殺されたのでした。

その恐ろしい事といったら言葉ではとても表せるものではありませんでした。

*****

牧野さんは関が原で東軍に組した武将のようです。慶長9年(1605)まで岩櫃城にいて、その後大胡の城主になりました。

その後、岩櫃城は真田信幸の支城となり慶長15年(1615)に廃城となります。

・・・岩櫃の天狗も吾妻の忍者も随分と過激な追い出し運動をしたのですね。
父と弟の減刑運動中であった信幸はさぞかし頭が痛かったでしょう。

お彼岸のぼた餅

明日、旦那の家の墓参りに行くので今日はぼた餅作りをしました。

小豆を圧力釜で炊いて、もち米を半殺しにして。
時間はかかりますが簡単な作業を延々と続けました。


ぼた餅やおはぎをよく私の祖母が作ってくれたなあと思い出にふけったりもしたのですが・・
近くで見ていたはずなのに作り方の手順をさっぱり思い出せませんでした。


覚えているのはおおきな盆に大量に乗せられたぼた餅の山ばかり。
昔の、まだ我が家が大家族(男5人 女5人)だったころの名残りなのでしょう。
祖母がつくるぼた餅は大変においしいのですが・・・はんぱではない量だったのです。


幼かった私や兄弟では到底食べきれない量のぼた餅を毎年春と秋に食べさせられました。
祖母のぼた餅を2個食べたら、もう夕飯は食べれませんでした。



子供達が独立し、孫達も家を出て、人数がめっきり減ってしまったあの家で、祖母は今年も大量のぼた餅を作るのだろうなあ。

私はもう家を出て行った身なので、この季節に実家に帰ることはもう無いでしょう。
早く弟が可愛い嫁さん連れて実家に戻るといいなあ。

そんな感慨にふけってしまいました。

家守奇譚 感想

ー家守奇譚 梨木香歩著 新潮社ー 読後の感想小話



はなれの座敷で、女が死んで行こうとしている。
自分は女の頭上でそれを見ている。

女の髪は薄ぼけた白髪であり、顔に刻まれた深い皺が今までの苦労を物語っていた。

女の枕元には年老いた伴侶が座り、その隣には息子であろう青年が座っている。
伴侶は女の手を握り、女の名を呼び続けている。
息子はただ唇をかみ締めている。

ーーー冷えると思ったら今夜は雪になったようだ。

伴侶の声は、外に降り積もる雪に吸われて響くことがない。

女が少しだけ目蓋を持ち上げた。

伴侶を見、息子を見て少しだけ笑った。


老いた身体を脱ぎ捨てた女が自分に笑いかける。
最後に会った時と同じ、茜色の小袖に黒髪が映えている。

『あの子の事を』
ちらりと息子を見やる。
『お願いします』

それだけ言うと、山へと向かって行った。


ーーーこのあたりの人間は死ぬと山へ還るという。山へ還ってどうなるのか、天狗である自分にはわからない。


女の伴侶が泣き出した。息子は変わらず唇を噛んでいる。
自分は息子の後ろにそっと降り立った。

ーーー女との約束だ。
自分はこの男が死ぬまで傍を離れぬだろう。


*******

家守奇譚は琵琶湖の周辺が舞台で天狗が出てこないのですね。
ほかの場所が舞台ならこんな話を持つ男が主人公と交わる事もありかなあ。と、想像してみたり。

この作家さんの作品はどれも素敵ですよ~~v

こ、米に虫が湧いたあぁぁぁぁぁ・・・

芋虫・毛虫・蛾が苦手な人は読まないことをお奨めします。









うちで食べているお米は私の実家の米です。
一回に付きに30Kg程の玄米を送ってもらい、夫婦で少しずつ食べています。

その玄米に・・・虫が湧きました。蛾と芋虫がたくさ~ん。
関西の夏は暑くて湿っぽいからしょうがないんですけどね。



私の実家は米農家です。昔は養蚕も兼業していました。
と、いうわけで私は「芋虫」や「蛾」の類に対して嫌悪感をもっていません。

今日も日陰に米を干して芋虫退治にせいをだしました。(ちなみに旦那は虫関係が苦手なのでノータッチ)


米粒の中にまぎれている芋虫を選り分けながら思い出したのは、「武田4名臣」の一人「内藤 昌豊」が『小荷方役をやるのは嫌だ』とだだをこねるエピソードでした。

はじめてこの話を知ったときは、「なんちゅうわがままなやつだ。」とおもったのですが・・・・・・内藤さん。今なら貴方の気持ちがわかる気がします。

小荷方役はやりたくない!(特に夏場!)


同僚やら仲間が戦場で華やか(?)な功績を挙げているというのに、自分は後方で米にたかる芋虫と格闘なんて・・・。
米に虫がたかるのは自分のせいではないのに、あちこちから文句をいわれるなんて・・・。

雑兵やほかの将達が食べる米ならばまだいい。御屋形様の食べる米に芋虫が入ってた日には、どんな悲劇が起きることやら・・・・。

報酬が少なく、責任の重い役ですよ。小荷方は・・・。


内藤昌豊に深く同情した一日でした。

天狗の話


嶽山の天狗はニワトリの鳴き声大嫌いなんだってさ。

岩井堂と梓山と榛名山の天狗は仲がいいんだってさ。

岩櫃山の天狗は「神照坊」という名前で、真田信幸を見張りにきた徳川の鉄砲同心8人を引き裂いて洞窟に投げ入れたんだってさ。

岩櫃城主だった「斉藤 憲広」は、嶽山が落城した後に、天狗になって岩櫃山へと戻って行ったんだってさ。



以上、「吾妻の伝説」「加沢記」「吾妻記」に載っている天狗の話でした。
探してみると、以外に少ないんだなあ。

城虎丸のこと

・城虎丸メモ
岩櫃城主「斉藤憲広」の4男。嶽山城城主(城代とも伝えられる)。
真田幸隆に嶽山を攻められたさい、嶽山の北にある大天狗の峰から飛び降り自殺。紅顔の美少年だったと伝えられる。
享年18歳


最近、ずっと城虎丸のことを考えていました。
史料があまりないのでほとんど妄想ですが。


10代で城主の癖に幼名しか残ってないって変じゃない?
果たして彼が城をしきっていたのだろうか?
何で落城の時に父や兄と一緒に切腹しないで1人で逃げたの?

***

私は嶽山に何度か登ったことがあるのですが、館跡(御城の平)から大天狗へ抜ける道の途中に2つ山を降りる道があるのですよ。
一本は東登山道を下って山の南東へ下りる道。
もう一本は大天狗の北の「五郎太郎岩」から山の北東側へ降りる道。


城虎丸は「五郎太郎岩」から北に山を降りて、大道峠を越えて、三国峠を越えて、越後へ逃げようとしていたのではなかろうか?
真夜中の突然の火責めにパニックに陥っていたのではなかろうか?
逃げる途中で真田の兵に追われて道を間違え、大天狗に追い詰められたのではなかろうか。

追い詰められて、「敵に首を渡すくらいなら」と飛び降りたのか、それとも足を滑らせたのか・・・敵に突き落とされたのか・・・。


真田幸隆の嶽山城攻めには、元斉藤家の家臣が大勢参加していた。
昨年まで味方であった者達が自分を殺そうと追いかけ迫ってくる。

真夜中の暗闇の中、山の麓だけが火攻めで明るい。
そして自分を殺そうと迫ってくる知った顔の男達。

・・・恐ろしや・・・


嶽山城落城の後、新しく嶽山城主となったのは元斉藤家家臣の「池田佐渡守」であった。
嶽山の城下町はたびたび市が開かれるようになり、「割田千戸」と呼ばれるほど人が集まり発展していった。


嶽山攻めの死者達が弔われたのは江戸時代になってからだという。
今でも山のあちこちに観音像が置かれている。

***
最近、嶽山の観音像を盗んでいく不届き者がいます。
嶽山に存在している全てのモノは過去からの遺産であり地域の人々の「霊山嶽山」に対する祈りの結晶でもあります。

どうか、そんなことをしないでください。


それから、嶽山でロッククライミングの練習をなさっている方々へ。
お願いです。岩に登山用具を打ち込まないでください。
貴方方が打ち込んだ用具が原因で岩が崩れ始めています。
嶽山の麓で生活している人々の家へ、岩が転がり落ちる危険が高まっています。
どうか、どうか、お願いします。


嶽山を壊さないでください。
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